もっと早く気づいてあげたかった、高齢猫の変化のサイン

闘病記録

「なんか最近、元気ないな」
「まあ、歳だししょうがないか」

高齢の猫と暮らしていると、こんなふうに思うこと、ありませんか。うちの猫も17歳。実はこの「歳のせいかな」という一言で、私は二度、病院に連れて行くタイミングを遅らせてしまいました。

1回目:お腹が少し大きくなった気がした日
最初に異変に気づいたのは、うちの子のお腹が心なしか大きくなってきたことでした。

でも、見た目にすごく体調が悪そうというわけでもなかったんです。ごはんもいつも通り食べていたし、極端にぐったりしているわけでもない。だから「少し様子を見てみようかな」と思いました。

正直に言うと、うちの子は昔、体調を崩して病院に連れて行ったときに大暴れしたことがあって。それ以来、よっぽどのことがない限り、病院はできるだけ連れて行かないようにしていたんです。猫にとって病院はストレスだから、というのもありました。

それでも数日経っても、お腹の大きさはやっぱり気になったままで。「これはおかしい」と思って、病院に連れて行きました。

血液検査とレントゲンを撮って、出た結果は悪性リンパ腫。そこから3か月間の闘病生活が始まりました。

2回目:下痢と、増えた寝ている時間
1回目の闘病を乗り越えて、うちの子は奇跡的に寛解しました。先生いわく、何百匹と診てきた中で2匹目の回復例、とのことでした。

それから時間が経ち、また異変がありました。今度は、少しの間下痢が続いていて、寝ている時間が増えたこと。

でも「17歳だし、高齢だから、そういうこともあるよね」と、年齢のせいにしてしまったんです。1回目の経験があったのに、それでも「歳のせい」で片付けてしまいました。

下痢がなかなか収まらなくて、さすがにおかしいと思って病院に連れて行ったら、2回目の悪性リンパ腫。今は抗がん剤治療を続けています。

早く気づいていたら、何か変わったのか
正直に言うと、たとえもっと早く病院に連れて行っていたとしても、結果が大きく変わっていたかはわかりません。それでも、「歳のせい」で片付けずに、もっと早く連れて行ってあげればよかったな、という思いは今も残っています。

抗がん剤治療が本当に良い選択だったのかどうか、実はまだ自分の中でモヤモヤした気持ちも正直あります。それでも、うちの子と少しでも長く一緒にいたくて、今も治療を続けています。

もし今、「歳のせいかな」と思っていることがあるなら
同じように高齢の猫と暮らしている方に伝えたいのは、「なんとなくいつもと違う」と感じたときの、その感覚を軽く扱わないでほしいということです。

お腹まわりの変化(大きくなった、へこんでいる等)
下痢や便の様子がいつもと違う日が何日も続く
寝ている時間が急に増えた
ごはんの食べ方や量が変わった
こういう変化、うちも「様子を見よう」「歳のせいかな」で流してしまったことが、二度ともありました。もちろん、些細な変化のたびに毎回病院に連れて行くのは、猫にとっても負担になることがあります。それでも、「いつもと違う」が数日続くようなら、一度診てもらう。それだけで、後から「あのとき」と振り返る回数が、少しでも減るんじゃないかと思います。

うちの子の治療は、まだ続きます。この記録が、同じように高齢の猫と暮らす誰かの「様子を見るか、病院に行くか」の迷いに、少しでも役に立てばうれしいです。

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